HTTP1.1のLocationヘッダ

リダイレクターに関する記事に次のようなHTTPメッセージが出ていた。

HTTP/1.1 302 Found

Connection: close
Location: /redirected/path

これで思い出したのだが、昔のPPC Mac OS向けの某ブラウザ(たぶんiCab)はLocationヘッダに相対URLを入れるとうまくリダイレクトできなかった。
実際のところHTTP/1.1の仕様書であるRFC2616ではLocationは絶対URIと定義されているので挙動(確かhttp://redirected/pathに移動した)は正しいのだが、相対URLを入れてくる「ゆとり」サイトに出くわす度に前のURLと手動で合成したり見えなくなった../を補ったりと、微妙にストレスを感じていた思い出がある*1
アップデート版であるRFC7231(全体としてはRFC7230からRFC7235)ではURIリファレンスとなり相対表記もできるようになった。そのうち相対Locationを見ても昔を思い出さなくなるだろうか。

*1:MacPerlでproxyを書けばよかったのか。実際別のproxyを書くために当時RFC2616を読んでいた。