ある動画サービスのストリーミングをHTTPS経由で見ていたら、決まった場所でデコードに起因するとみられるブロックノイズと異音が入る。解像度を変えてみると入らないのでソースの問題ではないし、AACエンコーダもどれだけバグってもここまでの大音量なノイズは発生させないと思う*1のでストレージか転送時の破損と思う。
HTTPSなので原理的には整合性チェックがHTTPよりまともに働くため、転送時に破損したままというのはあり得ない。しかし高負荷のサーバの場合フロントにロードバランサやプロキシ、そこからバックエンドで負荷分散、というのはよくやる。クライアントと直接話すフロントのサーバのみHTTPSでLAN内をHTTP接続にしてしまうと、LAN内で壊れたもののたまたまTCP等でのチェックサムが通ったデータというのがそのままフロントからクライアントに流れたりキャッシュされたりしまうことも十分起こりうる、と思う。
HTTPSでも暗号化を行わないcipher suiteにしてセッションキャッシュすれば速度的にも見劣りしないと思うが、世にあるお手軽ハウツーブログではプロキシはHTTP接続ばかりで、HTTPSは見たことがない気がする。

*1:後で考えたらそんなこともない