出典:goo人名事典というのは
Wikipediaにgoo人名事典を出典とする人物の情報がちらほらある*1。そんな事典があったのかとgooを見てみるとSOCKETS人物データベースが出典となっている*2。
それではとSOCKETS人物データベースとは何かと見てみたのだが、どうもデータの作成過程が曖昧に書かれていて判然としない。
ただ「ソケッツメタデータ」とやらの概略図を見ると「Wikis」という項目があって、何らかのwikiを取り込んでいるらしい。
で、戻ってWikipediaの編集履歴を見ると、goo人名事典の出典が載る前は出典なしの情報になっている。
SOCKETS~のソースがどのwikiかを明らかにしていないので、勿論Wikipediaだとは言えないのだが、Wikipedia→goo人名事典→Wikipediaと、ループして出典が作り出されているように感じた。
楽天モバイルのホスト名が解決できない
クライアントの操作ログを記録する必要があって、アクセス元ホストのIPアドレスからホスト名を記録する処理があるのだが、なぜか一部のレコードの逆引きしたホスト名部分に抜けがある。
DNS問い合わせなのでブロックしないように、やむを得ず非同期で行っていて、全体としてはシンプルな処理にはなっていない。バグかと思って調べてみると、単に順引きできないホストだった。
順引きできない欠陥ホストというと某.adslが思い浮かぶが、国内だった。
[Network Number] 133.106.64.0/21 [Network Name] RMI [Organization] Rakuten Mobile, Inc.
逆引きすると aaa-bbb-ccc-ddd.mvno.rakuten.jp.
と返ってくるが、それを順引きできない。順引きで検証できないので、無効なホストとなるのは仕方ない。
自分が使っているわけではないので、このせいで何かがができなくなるといった不利益はないのだが、気になるので直して欲しい気はする。
関係ないが…
順引きは正引きとも言う。というよりDNS "X引き"で検索すると、現在35,900対705で順引きは圧倒的に少ないし権威付けもあるのか判らない。
逆の反対語は順。正の反対は負、誤、邪だから変な日本語だと思うのだが。
英語ではreverse lookup⇔forward lookupとなるが、前引きとは誰も言わないようだ。
もしかしたら正引きは正面引きの略なのかもしれない。reverse lookupは裏引きになるだろうか。
Firefox 71のabout:configフィルタ
Firefoxでabout:configをいじるときに、以前はフィルタの入力を/
で括って正規表現が使えていたのだが、バージョン71でUIがXULからHTMLに書き換わった影響で機能が省略されて使えなくなっていた。
不便なので試行錯誤したところ、ワイルドカードは使えるようで、*
で任意の文字を表せる。
また試しに[a-z]
のような文字クラスも入れてみたところ、これも使えたのだが、?
だけは任意の1文字(正規表現で言う.
)ではなく正規表現の?
の挙動を示す。
これは変だということで、ソースから chrome://browser/content/aboutconfig/aboutconfig.js のfilterPrefs()
を調べたところ、単に*
が含まれている場合に.*
に置換した上で正規表現でフィルタしているようだった。
つまり*
以外のメタ文字がそのまま通過するので、*
さえどこかに含めれば、今まで通り正規表現によるフィルタもできるということになる。(例えば末尾に*
を書くならパターンの意味は変化しない)
おマヌケなバグっぽい挙動だが、ひとまずは今まで通りに使えそうだ。
svnadminで最新commitを消した後、レポジトリ操作が失敗する
Subversionでマージするときに誤ってsparse checkoutした状態でマージしてしまった。
普通のdepth infinity状態でないとファイルの欠損が起きてしまう…らしい。改善されたというような話を聞いたのだが、とにかく今回はうまくいかず、変なコミットを作ってしまった。
そんなわけで、svnadminでdump、create、load -rで最後のコミットを消したレポジトリを作成し、そこからマージをやり直そうとしたのだが、うまくいかない。
checkoutできない
まず新たにcheckoutしようとしても、空のフォルダを2、3作った状態で止まって進まない。
mod_dav_svn経由なのでWAFがブロックしているのかと思って確認してみるも空振り。
repoサーバ上でローカル限定のsvnserveを起動してcheckoutしてみるとうまくいった。
そこでそれをtarで固めて作業PCに持ってきてからrelocateした。Windows機ではsymlinkの表現形式がLinuxと異なるのでrevert -Rする。
mergeできない
改めてmergeしようとしたり、diffを取ろうとするとエラーが起きる。
- Malformed svndiff data in representation
- Reading one svndiff window read beyond the end of the representation
などとメッセージが出る。repoが壊れているときに出るらしいのだが、dump/loadしたばかりのrepoなので、当然verifyしてもエラーは出ない。
名前解決できずSSHサーバに蹴られる
突然サーバにSSH接続できなくなった、と言っても原因はいろいろある。今日あるVPSサーバでscreen内のsshが切れているのを見つけ、再接続しても繋がらない問題が出た(ウェブにはつながる)。
海外の安サーバで最近AlphaRacks*1に買収されたところの一つだ。この新会社は買収に際して突然に収容ホストやIPアドレスを変更しても半日アナウンスせず、こちらが自己解決してから文句付けがてらに問い合わせた後でしれっと告知メールを出すようないい加減なところ*2。なのでまた何かやらかしたんだろうと思い、とりあえずシリアルコンソール経由で接続する。
SolusVMを使っているので本来はブラウザ経由でコンソールにつなげられるはずなのだが、受け側が整っていないのかWebSocketのエラーで接続できない。
なのでVNC接続ページに出る接続先にVNC Viewerを使って接続した。適当に見繕ったVNC Viewerにはポート番号を入力する欄がないので、コロン付きでIPアドレスとポートを区切って入れる。
コンソール接続してログインし、sshdのエラーを確認してみる。
refused connect from x.x.x.x (x.x.x.x)
普通にはじかれているが、カッコ内もIPアドレスのみで逆引きされていない。
もしやと見てみると、予想通り /etc/resolv.conf が空(自動生成コメントのみ)になっていて、/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0 にもDNS設定が欠落していた。
そうしてサーバが名前解決できなくなり、そして /etc/hosts.{allow,deny} で名前解決に頼ったフィルタをしていたため、接続拒否されていたようだ。
ネットワーク設定を戻す。おまけに何度もsshを試したせいでFail2Banにマークされてしまっていたのでunbanしたら復活した。
/etc/sysconfig/networkも書き換わっていたようで、先頭に"# Generated by SolusVM"とある。
修正日が収容ホスト変更があった日になっているので、ホスト側が指定するネットワーク設定が間違っているのだろう。
そういえばこのサーバは最初のセットアップ時からsshが繋がらない欠陥ノードだった。ネットワークが再設定されてその状態に戻っていたのだ。